背景

2024年野外勉強会 開催しました!


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昨年に続き、今年も野外勉強会を開催しました。
今回は市内のインターチェンジ付近にある公園を中心に行いました。
昨年とは趣向を変えて、都市計画に関わる内容と
今と昔の地図や航空写真を見比べながら巡るという”ぶらタモリ”的な内容にしました。
◎写真は公園のシンボル【フォリー水の塔】です。
 春日井市を一望できる展望台で、無料の双眼鏡も設置されていますよ!
 しかも屋上に設置されたボタンを押すと、ポンプで汲み上げた水を池に放水できます!(^^)!


当日は朝9時に現地集合


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皆さん近くに住んでいるので、現地集合にしました。
当日は快晴とはいかないまでも地味に暑い日でした。
全員が集まるまで東屋で小休止(・ω・)



まずは公園内を散策


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熱中症にならないよう帽子や飲み物を持参して...。



  ここで今回の勉強会資料の紹介です

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 左図は昭和34年に作成された春日井市の都市計画図に、等高線から段丘を起こしあげてみました。
 今から約700万年前、この辺りは東海湖という淡水湖が広がっていたそうです。その大きさは、なんと琵琶湖の6倍もあったとのこと!
 その湖に植物や火山噴出物が河川によって流れ込み、湖底に堆積していきました。
 その頃の堆積物が現在の亜炭層となり、この付近(庄内川に近い辺り)は昔、亜炭の採掘がおこなわれていたとのことです。
 その後、幾度かの氷河期、間氷期を繰り返し約6万年前に田楽(たらが)面が形成され、さらに海面の上昇、下降を繰り返しながら小牧面、鳥居松面が形成されていったとのこと。


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 今回見学はできませんでしたが、左写真の場所では鳥居松面と春日井面の段丘崖がよくわかります。
 (お仕事には関係ない余談です(^-^; )



公園内の片隅に...


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村絵図に描かれた落合池とその周辺
「春日井市近世村絵図集」より抜粋


春日井市にはため池が多く存在します。これらは灌漑用ため池で、その整備は江戸時代にまでさかのぼります。
公園の隅には改修記念碑が立てられており、公園内の池が昔はもっと大きく、3つの池があったことが書かれていました。

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江戸時代の村絵図、昭和30年代の航空写真・地図と今の地図を見比べながら、
昔ののどかな時代に思いを馳せて...。



公園から街へでます(ここからが勉強会の本題です(^_^)/)

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 私たちの業務の1つである都市計画基礎調査は、用途地区の見直しにも活用されます。
用途地域がどのように設定されているか?用途地域の境界で土地利用や建物用途はどう変わるのか?
そんなことをイメージしながら現地を歩きました。


市街化区域と市街化調整区域

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 市街化区域は計画的に市街化を進めていく地域、市街化調整区域とは市街化を抑制する区域です。
昭和30年代と現在の地形図を比較すると、市街化区域側(黄色の地区)は新しく道路ができたり、
大きく拡幅されたり、かなり市街化が進んでいます。
一方、市街化調整区域は家屋は増えているものの、街区、道路の状態はあまり変わっていません。
市街化調整区域は昔ながらの街並みが残っているようです。


春日井市今昔物語

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ここの神社、昔は鳥居の位置がもっと手前の     こんな感じだったのかな?
現在の車道内にあったようです。

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昭和30年代に池があた場所             現在は公園になっていました。
現在の道路を青色で重ねてみました。

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以前お寺があった場所は畑になっているようです。
お寺は、現在はもう少し北側に移動しているようです。



勉強会終了後

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勉強会終了後は公園内のレストランにてランチビュッフェを満喫
サラダバー、ドリンクバーもついたセットもあり、歩き疲れた体にパワーチャージ!(^^)!
平日でしたが結構流行ってました。モーニングビュッフェもあるとのことで、
今度プライベートでも行ってみようかな。

終わりに

今年は少し趣向の変わった勉強会でした。
業務に関連した内容以外に春日井の歴史のお話も交えて過去の航空写真や地図も使いつつ、
地元の再発見ができたのではと思います。
地図に携わるお仕事ということもあり、こんな形で地図をもっと好きになってもらえたらって思っています。